地域社会の発展には、土木工事は欠かすことができません。
永年の実績を活かし、その地域の特性、その場所にあった
施工方法をプランさせていただきます。
低コストで、品質を守る施工方法でのプランを基本においた工事を心掛けています。
また、リサイクル品の活用及び自然環境の調和を忘れることなく、
地球環境に優しさを持った施工方法を活用し、
エコ現場としてひとつひとつ大事に施しています。
老朽化したコンクリートに再び命を吹き込む。
IPH(内圧充填接合補強)工法は経済的で
環境負荷の少ない、人と環境に優しい
コンクリート再生方法。
地震大国日本を支える技術です。
高度経済成長期に建設されたコンクリート構造物が劣化している中、その中でも都市の建築物・基礎部等は地震国日本特有の劣化や地震の積み重ねにより深刻なダメージを受けています。このため、コンクリート構造物の長寿命化に投資する革新的な技術・工法が望まれています。従来の充填・注入などで補えない部分に改良されたものが「IPH工法」です。本工法では、孔穴の内部から注入された樹脂がコンクリート躯体内で放射状に拡散することにより、微細クラックまで充填することができるため、IPH工法(IPHシステム)内圧充填接合補強工法(特許工法)を推奨いたします。
IPH工法とは、経年劣化や地震などによって傷んだコンクリート構造物の強度を回復し、寿命を延ばす技術のことです。
従来の樹脂注入工法は、コンクリートのひび割れ面から樹脂を注入していたため、修復面が表層にとどまってしまい、構造体内部の機能を回復することが困難でした。
IPH工法は、小さな穴を設けて樹脂を注入し、コンクリート内部から放射線状に拡散させて、構造物の隅々にまで樹脂を充填します。鉄筋コンクリートの付着強度を高めるだけでなく、防錆効果、耐久性の向上にもつながる工法として土木学会で高い評価を得ており、工法特許が取得されています。
注入用のエポキシ樹脂が高流動であることから、建築改修工事共通仕様書で0.4N/m㎡以下と定められている注入圧力が0.06N/m㎡の安定した低圧であり、毛細管現象も活用しながらより自然な注入ができます。
同上の要素から、構造物内部の微細クラックへの注入・充填も0.01mm幅まで可能です。
微細クラック末端への充填効果により、新設時の設計強度よりも部材の耐久性が向上することも期待されています。
微細部への充填効果から、構造物のみならず建築物の止水工法としても期待できます。
樹脂漏れ防止セメントペーストの配合成分が内部鉄筋まで確実に浸透し、鉄筋の防錆効果とコンクリートの再アルカリ化を図り、長期に亘り中性化抑制効果が持続します。
透明度の高いカプセルを使用しておりますので、注入状況や注入量が目視確認できます。
構造体の耐久力が回復し、地震に対する安全性も増します。タイル補修と同時に、目地補修も可能です。
構造体の寿命を延ばすため、大規模修繕の頻度を減らせます。工期が他の工法に比べて短い点も特徴です。
振動・騒音が出ず、はつり落としも行いません。入居者様の生活に最大限配慮できる工法です。
はつり落としを行わないため、解体殻が少なく、施工費を低減できます。
下地の状態を確認し、ひび割れ、浮き、欠損がないかを確認します。ひび割れは研磨し、欠損部はIPH#600で補修します。
注入ポイントを選定し、IPHミストダイヤにて穿孔します。
下ピックアップシールを使い、JP台座を取り付けます。
注入ポイント以外のひび割れ箇所にピックアップシールを張り、密閉します。
IPHカプセルを取り付け、樹脂を注入します。
IPHカプセルを取り付けたまま養生を行います。
IPHカプセルとピックアップを取り除きます。
研磨、断面修復、塗装仕上げを行います。
土木・建築あらゆる分野のコンクリートやモルタルの浮き、ひび割れ補修・補強及び止水。剥離防止対策。
【土木】…ダム、堤防、トンネル、擁壁、橋梁、橋脚、床版、軌道、地下鉄
【建築】…住宅基礎、外壁、タイル下地、駐車場、ブロックのひび割れ
IPH内圧充填接合補強工法を施工後に、コア抜きを行った画像
上記写真にブラックライト(紫外線)を照射し、注入材樹脂が青く光った画像。
クラック部分、鉄筋周辺の微細な隙間、骨材周囲の微細な隙間、コンクリート・モルタル・タイル各層間などに注入された樹脂が浸透しているのが確認出来ます。
台座とポンプとの間に微細な隙間ができその隙間によりエアーが外部に放出されます。
それにより、コンクリート内部の空気だけが抜け、奥まで注入剤が充填できる仕組みとなっています。
他工法では、このように空気が抜けるものは未だ開発されておりません。
(台座のエアー抜きが特許です)